格安スマホのメリット・デメリットは?
- キャリアに比べて安いこと
- デメリットはあるのか
- 格安スマホの仕組みとは
- 格安SIMとは?格安スマホとの違いは?
- 格安スマホとキャリア携帯電話との違いについて
- お得な使用方法とは
- 格安スマホの利用手順とは?
- 格安スマホの費用は?キャリアに比べて高額なの?
- 格安スマホの選び方について
キャリアに比べて安いこと
格安スマホのメリットといえば、やはり月額使用料が安いという事です。
スマートフォン利用の月額使用料の内訳ですが、キャリア携帯の場合、まず通話料、ネットを使用するための通信料、そして基本料金というものです。
これにサポート費用、オプション機能使用料金が追加されます。
機種変更したばかり、新規契約した当初等は、これに機器端末料金が上乗せされます。
そして格安スマホの場合は、通話料、通信料が発生します。機器端末料金は、独自でスマートフォン端末を所持しておれば、SIMフリーカードさえ手に入れたら使用が出来ますので必要ありません。
ところが、キャリア携帯の場合は、通話料、通信料、機器端末料金とも割引がかかってくるので、お得というイメージを感じがちです。しかしながら、格安スマホは月額料金が2000円程度<で済みます。
キャリア携帯の場合は元々の価格設定が高い状態からの割引となっています。
格安スマホの場合は、本当に必要な費用しか発生しません。
しかも、回線については大手キャリアから安く仕入れていますので、安く提供が出来ます。
そして、格安スマホの場合は、通話料の割引が一切利かないというデメリットがありますが、今はLINEを利用している方が多い為、通話料においては割引が利かなくても痛くないというのが実情です。
そして、格安スマホはキャリアを問わない為、自分の好きなキャリアと契約ができるという事、自分の好きな端末を長く使用できるというメリットがあります。
デメリットはあるのか
今キャリア携帯を使っているが、格安スマホに乗り換えたいと考えている方は割と多いと思います。
ただ、安いからという理由だけで格安スマホに乗り換えるのは得策とは言えません。まず、自身のライフスタイルを元に検討していきます。
その前に格安スマホとキャリアのスマホの特徴を把握しておきます。
格安スマホは安く利用が出来ますが、通話料の割引が利きません。
10秒20円のままです。無料通話の枠というものも存在しません。使った分が料金として計上されます。
そして、キャリアメールが使用できません。
また、端末を持っていない場合は端末代が丸々かかってきます。大手メーカーの最新機種となると、6万円から8万円程かかります。
また、キャリアより通信速度に制限がかかる場合があるため注意が必要です。
そして、同じメーカーで作られている端末でもキャリアが違えば、SIMフリーを使用する際に必要なデザリング、SIMロックができなかったり、SIMフリー対応端末でない場合がありますので、今持っている端末で格安SIMを使う場合は、
・テザリング可能か
・SIMロック解除可能か
・SIMフリー対応か
を確認します。
また、仕事でよく利用する方はLINEのような無料通話を利用する事が出来ない為、キャリア携帯が無難です。
ただ、プライベートで使用する場合は、格安スマホの方がいい事が多いようです。
また、地方に住んでいる方は格安スマホの契約先によっては電波が通じない所も出てくるのであらかじめ確認しておきましょう。
格安スマホの仕組みとは
格安スマホという言葉を最近よく耳にしますが、破格でスマートフォンが利用できるというものです。
通常、私たちがスマートフォンを利用するには、キャリアと呼ばれている通信会社と契約し、そこのキャリアで取り扱っているスマートフォン端末を購入し、機器代を毎月の通信料や通話料に上乗せして分割で支払うという仕組みとなっています。
ところが、格安スマホというのは、通信会社ではない企業がスマートフォン機器を開発しているメーカーと契約をし、販売するというものです。
そして、既存の通信会社の電波を購入することで、通話や通信ができる仕組みとなっています。
電波を持っているキャリア会社でスマートフォンを使用する場合、機器代が数万円となりますが、回線契約を行う事により割引が利き、月々数百円から千円程度で最新の機種が利用できるようになっています。
ただ、月額料金が高いというのが難点です。
格安スマホの場合、電波はキャリア会社から安く入手する事により、費用を抑えられるという利点があります。
そして端末は企業が独自で開発業者と業務提携を行っており、機器代自体も数千円という低コストが実現できるということとなっています。
そのためトータルの月額料金が安いというのがあります。
ただし、
・キャリア端末より性能が劣る
・通信に制約が生じる
・また通話料金の割引が利かない
というデメリットがあります。
それでもやはり、現在は格安スマホに乗り換えをしている方が後を絶たないという現状にあります。
格安SIMとは?格安スマホとの違いは?
まず、SIMというのは、電話番号を特定するために必要な固有のIDがインプットされているICチップの事を言います。
通常、スマートフォンを使用する際は、キャリア会社と契約をして、そのキャリアの電波のみが利用できるためにSIMロックというものがかかっています。
そのため、解約をしてしまうと、端末が使用できないという事になります。
ところが、端末を購入するにも2年、3年かけて分割で支払っているため、解約して端末が使えないというのは勿体無い面もあります。
そこで、端末が使い回し出来るために、SIMフリーというSIMカードが登場しています。
これは、キャリアを問わずに共通で使用できるSIMカードとなっています。
お気に入りの端末を使い続けたいが、キャリアが変えられないという場合は、SIMフリーのカードを購入する必要があります。
これはデーター通信のみのもの、通話もできるもの等があります。
そして、格安SIMというのは、通常のSIMフリーのカードよりかなり安価で、月々の月額料金が2000円位に収まります。
格安SIMは、端末さえ持っておれば、初期費用も安くて済みますが、端末が無い場合は、端末を購入する必要があります。
また、キャリア端末を使用していた場合でも、SIMフリーが使用できるかどうか、またSIMカードのロック解除が可能であるかをあらかじめ確認しておかないと、別途端末を準備しなければならない為、気をつけるようにしましょう。
格安スマホとキャリア携帯電話との違いについて
キャリアとの違いは?
格安スマホは月額利用料が安いという事は何となくわかるかと思いますが、それぞれどういう違いが出てくるのでしょうか。
まず、スマートフォン本体の価格については、キャリアの場合は高めの設定となっています。
ただ、実際は何らかの割引が生じるため、実質月々数百円から千円程度で手に入れる事が可能です。
格安スマホの場合は、
・機種を自分で準備するか
・MVNO事業者独自の携帯を持つか
となりますが、それによって価格が大幅に違ってきます。なお、機器端末の割引はありません。
月額料金については、キャリアの場合が最安値で5千円から6千円程で、格安スマホの場合は2千円程です。通話料の割引は格安スマホはありませんが、LINE等の無料通話で代用は可能です。
通信速度はキャリア携帯の方が早く、格安スマホの場合はキャリア携帯よりは劣る事が多いようです。
また、キャリア携帯電話の場合、キャリアメールの使用が可能ですが、格安スマホはキャリアメールが存在せず、フリーメールで代用することとなります。
サポートについてはキャリアの場合は、窓口がありますが、格安スマホを扱っているMVNO事業者の場合、メール、あるいは電話のみのサポートというところが多いようです。
以上より、仕事で携帯電話を使用する場合はキャリアが適しており、プライベートにおいては、格安スマホでも差し障りが無いというのが実際のところです。
また、キャリアの場合は割引が受けられる代わりに、有料コンテンツの契約が期間限定で課される場合があり、最低限の機能しか使わないという場合は、格安スマホの方がいいようです。
格安スマホでキャリアより料金が高くなるケースとは?
格安スマホはキャリア携帯に比べて月額料金が抑えられるというのが大きなメリットです。
スマートフォン端末を自身で所持しておれば、月額使用料はかなり安くて済みます。
ただ、格安スマホでもキャリア携帯より利用料が高くなるケースがあります。
契約内容、ライフスタイルによって大きく違ってきますので、自分の現在の利用状況を基準にしてキャリア携帯か、格安スマホかを選ぶといいでしょう。
まず、通話をあまりしないという方は格安スマホで大丈夫かと思います。
ところが、通話をよくされるという方はキャリアの方が月額料金が安くなります。
格安スマホの場合、通話料の割引が利かず、基本の通話料金である、30秒で20円がそのまま適用されてしまいます。
もちろんプロバイダが取り扱っている通話割引のオプションをつける事で安くはなりますが、それでも30秒10円位となります。
格安スマホで1日10分以上の通話をされる方はキャリアの方が安くなります。
キャリアの場合は通話料が高くなると、それなりのプランがあり、割引率が高くなります。
格安スマホの場合、どこかのキャリアと契約しているわけではない為、30秒20円の通話料がそのまま反映されてしまい、迂闊に長話をすると数万円の請求がくる場合もあります。
ただ、プライベートで通話するケースがほとんどであれば、LINEの無料通話で対応が可能となります。
仕事関係の電話となると、さすがにLINEというわけにもいかない為、キャリア携帯がベターとなります。通話する先がどこかをまず確認の上、判断するといいでしょう。
参考サイト:LINE
https://line.me/ja/
お得な使用方法とは
格安スマホというのは、使い方や契約内容によって大幅に利用料を安くさせる事が可能です。
その方法ですが、まず1つ目が、スマートフォンとガラケーの2台持ちという方法です。
スマートフォンとガラケーは、かつてキャリアと契約していた時から使用していたスマートフォン、または中古で安く入手したものを用意します。
次に音声通話とネット回線ですが、音声通話は音声通話が可能なSIMカードを購入し、キャリア回線が使用できる会社と契約しておきます。
そして、ネット回線はスマートフォンをでテザリングし、データ通信機器、つまり自宅のネット回線でいうルーターに当たるものとして利用します。
そうする事で、音声通話はガラケー、メールのやり取りやネットの利用はスマートフォンで可能となります。
ただ、それだとLINE通話が使えなくなる為、もう1つの方法として、スマートフォンだけを用意して、キャリア回線が利用できるSIMカードを購入して、MVNO事業者等と契約を結び、利用するというというものです。
この場合はLINEでの通話をメインでされている方の場合、お勧めできる方法となります。
または、格安スマホではありませんが、キャリアでガラケーとスマートフォンを契約し、パケット通信のパックを最も安いプランに設定し、別途データー通信機器を持ち、WiFi接続をするという手もあります。
この方法は、パソコンやタブレット等、複数の端末を持っている方限定でお勧めできる方法となります。
この方法で、自宅の有線回線が不要となり、WiFiルーターを持つことで、携帯の通信費、自宅のパソコン通信費の二重請求が解消されます。
格安スマホの利用手順とは?
格安スマホを利用する手順ですが、現在キャリアを契約中の場合、まずMNPの予約番号の取得が必要となります。
参考サイト:電話番号乗り換え(MNP)楽天モバイル
http://mobile.rakuten.co.jp/mnp/
予約番号を取得したら、次にMVNOのサイトにアクセスし、申し込みフォームからキャリアで取得したMNP予約番号を入力します。
そこで、格安SIMの契約へと進みます。
MVNOは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略。何やら難しそうですが、携帯電話などの無線通信インフラ(ケータイやスマホに電波を送るための基盤のこと)を他社から借り受けてサービスを提供する事業者のことなんです。
2001年秋に日本で初めてのMVNOが登場して以来、今ではたくさんの事業者がMVNOとして、いろんなサービスを提供しているんです。
他に準備が必要なものは運転免許証等の本人確認書類及び、支払に必要なクレジットカードとなります。
中には口座振替対応の事業者もありますので、クレジットカードを持っていない方は、口座振替対応の事業者と契約をする必要があります。
ちなみに、キャリアからMNP予約番号を発行してもらう際に2千円程の発行手数料が発生します。
また契約先では契約事務手数料として2千円から3千円程費用がかかりますので注意しておきましょう。
そして、MNP転出の際は更新月を確認しておくようにしましょう。
キャリアの場合、契約をして2年以内に解約すると違約金が発生します。
そして、2年を過ぎると、以後2年ごとに更新されていき、更新月に転出しないと、違約金がかかってしまいますので、自分の契約しているキャリアの更新月を確認の上で、MNPの予約番号の発行手続きを行うようにしましょう。
ちなみに、この場合はキャリアで使用していたスマートフォンをそのまま利用するケースが多いかと思います。
もし、利用しない場合は、MVNO事業者側で格安スマホを入手するか、中古で美品のスマートフォンを購入して、格安SIMを購入し、MVNO事業者と契約するという流れとなります。
格安スマホの費用は?キャリアに比べて高額なの?
気になる格安スマホの費用ですが、月々2000円程度となります。
まず、格安スマホの場合、基本料金が安くなります。そして、機器端末代が安いか、もしくは支払不要となります。
格安スマホの販売を行っている企業の場合ですが、数千円でスマートフォンを手に入れる事が出来ます。
あるいは、既に機器端末を所持している方は、SIMフリーを準備しておけば、機器端末に関係する費用は一切要らなくなります。
ただ、最新の有名どころのメーカーの機器端末が欲しいという場合は、単独で購入する必要があり、その場合は、6万円から8万円程の費用が発生します。
その代わり、キャリア関係なく、自分の気に入った機器端末を長く使用する事が出来ます。
キャリア契約の場合、機器端末代は丸々支払う必要がありません。割引がかかって、実際月々数百円から千円程度の分割で利用が出来ます。
そして、通話料の割引、家族割引等、通話料の割引率が高いです
。機器端末代割引、通話料やパケット通信料の割引等、一見キャリア携帯はお得に感じますが、割引を受けるには有料サイトの契約が必要であったり、また月額使用料自体が高く設定されており、お得とは言えない点もあります。
格安スマホの場合、これらの割引が一切利かないのですが、通話についてはLINE等の無料通話機能で十分対応ができるため、通話料の割引の必要性は昔に比べるとかなり低くなっている為、意外に格安スマホでも不便せずに使用できるという声が多いようです。
通信費も、安価なデーター通信機器でWifi接続すれば外でも使用できるため、こちらも問題は無いようです。
格安スマホの選び方について
格安スマホですが、まず端末をどこで準備するかの検討とSIMフリー対応か否かの確認を行います。
端末はキャリア契約をした時に入手するか、リサイクルショップやネットショップ等で安く購入するか、あるいは、特定の開発業者にこだわるのであれば、直接業者で購入するかという選択肢が生じます。
特に端末にこだわらなければ、格安スマホサービスを行っているMVNO事業者独自の端末を購入という手もあります。
次にSIMについてですが、MVNO事業者の端末であれば、特に関係は無いかと思いますが、キャリアを解約し、別の業者に乗り換える場合、MVNO事業者と契約をするかという場合は、SINフリーカードが必要になります。
または、現在のキャリアで使用しているSIMカードのロックを外す必要があります。SIMカードのロックが解除できれば、買う必要ありません。
ただ、キャリアで使用している端末がSIMフリー対応かどうか確認が必要となります。SIMフリーでない場合は、別途SIMフリーの端末を購入する必要が出てきます。そうなると、今まで使用していた端末が使えないという事になります。
ただ、端末によってはテザリング機能が付いているものもあり、この場合は通話ではなく、データー通信専用機器、つまりWiFiルーターが無くても屋内外でインターネットができるという便利な機器として使い道があります。
あとは、契約する回線ですが、料金、住んでいる地域等に応じて自分に合った会社を選ぶようにしましょう。