債務整理とは?自己破産、個人再生、民事再生、任意整理がある
私たちは生まれたときからお金が必要になる。
実際に子供の頃はお金というものの価値があまりわからない時期もありますが、大人になっていくにつれてお金についての価値を理解していくようになります。
しかし、お金は必要になるのにもかかわらず自分の稼ぎでは自分の生活を支えていくことが出来ていない場合もありますし、他にも自分が贅沢をする為に生活費が足りないようになるという人もいるようなのです。
こういったことが原因で借金をしてしまう人もいるといわれているのですが、借金は借りた会社にお金を返済していかなければなりません。
これは当然の行為ですよね。
借りたお金に利息というものがプラスさせるのですが、その利息と元金を全て返済してしまわなければ借金はゼロにはならないのです。
しかし、最近では借金をしたものの返済が出来ずに困っているという人が増えてきているようです。
- 借金をしてしまったが返済が出来ない場合
- 債務整理のメリット
- デメリット
- 任意整理とは?
- 任意整理を行うのにはメリット・デメリットがある
- 借金の返済が困難な場合は債務整理がある
- 借金問題を弁護士や司法書士に相談してみる
- 多重債務という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
- 個人再生ができる場合、メリットとデメリットがある
- 民事再生とは?自己破産と違って借金0円は無理
- 民事再生を行う為には2つの方法がある
借金をしてしまったが返済が出来ない場合
何か解決する方法はあるのでしょうか?
借金が返済できない場合に債務整理というものを行う人がいます。
債務整理にはいくつかの種類があります。
任意整理・民事再生・個人再生・自己破産と4種類に分けられています。
そして最近では借金を完済してからでも行うことが出来る過払い金請求というものもあるようです。
債務整理をしたい場合に相談する先というのは弁護士になります。
債務整理を行うことにより借金を減らすことが出来たり、利息を減らしてもらうことが出来たりします。
そして他にも、毎月支払っている金額を減らしてもらったりもしくは、減額をしてもらったりすることもできるといわれているのです。
全ての借金をなくしてしまわなければ生活もできないというような場合ですと、自己破産をすることになります。
自己破産というのは借金をゼロにする為の方法でもあるのですが、実際に借金をゼロにするために自己破産をしてしまうと自分が持っている財産も全て差し押さえにされてしまいますので、持ち家がある場合などは考えて行動をしなければなりません。
債務整理を行うことにより借金を減らすこともできますし、支払う金額を減額してもらったりすることはできますが実際にはお金が必要になり借りたのですから返済をするのが本来の形なのです。
自分の生活を見直し、仕事も増やしてみるなどの努力をしたが思うように返済が出来ないというのであれば債務整理を行うようにしましょう。
借金をする時は必ず計画的に借りて計画的に返済できるようにしましょう。
債務整理のメリット
借金をしてしまい、借金を返済することが難しくなってきている人は債務整理をすることを考えるようになると思います。
債務整理にはメリットがあります。メリット部分がなければ誰も債務整理に踏み出さないと思います。
債務整理には種類がありますので、
・自分の借金がどのぐらいの額なのか
・毎月返済している金額がどのぐらいなのか
・自分の収入がどのぐらいなのか
などによって債務整理の種類を選ぶといわれているのです。
専門家に相談をすることが必要になりますので、弁護士や司法書士の先生に相談に行くことから始めることになります。
まず債務整理の種類の中には裁判所を通さずに減額交渉をする任意整理と呼ばれるものがあります。
裁判所を通さないということで書類の用意などが簡単にできるということがメリットです。周りの人にも知られることがありません。
借金を全額支払わないようにする方法としては自己破産という方法になるのですが、自己破産の場合は家などの財産も渡してしまわなければなりません。
しかし、全てのお金を渡さなければいけないというわけではありませんので、少しの貯金は残して自己破産をすることが出来ます。
借金に悩んでいる人の借金がゼロになるということはこの上ないメリットだと思います。
そして他にも個人再生と呼ばれる方法があるのですが、個人再生については住宅を残したまま借金を減額する手続きを行うことが出来るのです。
任意整理と同じように思われる方もいると思うのですが、個人再生の場合は裁判所に通して行う手続きになりますので借りている会社も減額手続きに動いてくれることになります。
任意整理の場合は弁護士や司法書士の先生が直接交渉をすることになりますので、最近では減額交渉をしてくれない会社もでてきているようで、裁判所を通して行う個人再生の方が確実に減額をしてもらえるというようになってきているようです。
個人再生も任意整理も住宅や車などの財産を残したままで減額手続きを行うことが出来ますので、今まで通りに生活をしていく中で借金だけを減額することができるのです。
債務整理にはいろいろな種類があり、その中から自分に合った方法を専門家の先生と一緒に探していくことになります。
全ての方法にメリットがありますので、どの方法が一番メリットの大きくなるのかなどを計算した上で手続きを行っていくようにしましょう。
そして反対のデメリットについてもしっかりと聞いたうえで話を進めていくようにしましょう。
デメリット
何かしらの理由で借金をしてしまった場合、少しでも早く完済してしまいたいと思っていると思います。
お金を稼ぐことはとても大変なことです。
お金を稼いでいるからといって、なんでもかんでも使っていいわけではありませんし、お金のありがたみについてもしっかりと考えておかなければなりません。
お金を稼ぐために借金をする人も多くいると思いますが、手元にお金が入ってきたのであれば、まずは借金を返済することから始めていかなければならないのです。
借金をきれいになくす為にはやはり働いてお金を手に入れるしかないのです。
しかし、会社をうまく運営していくために借金をして、何とか立て直していけたとしても、お金を返済することが出来ないということもあると思います。
借金をすると毎月決まった額を返済していくことになります。
しかし、事業がうまく行っていない時に返済できなくなってしまうこともあると思います。
もともと支払わなければならない分を遅らせて返済をすることにより、次に新しく請求がくる分と前の分と一緒に返済をしなければならないということになるのです。
滞納金がかかる場合もあるので、前の分を先に返済していく人もいることでしょう。
大変です。
だんだんと借金の返済が遅れていってしまい、どうしても返済が出来ないということもあることでしょう。
そこで、借金が返済できなくなってくる人のために債務整理と呼ばれる手続き方法があります。
いくつかの種類にわかれているのですが、借金を減額したり借金をゼロにする手続きもあるようなのです。
しかし、こちらの債務整理にはデメリットもあるのです。
債務整理のデメリットとして一番大きくあげられるのが債務整理の手続きを行ってから一定の期間はお金を借りることが出来なくなるということです。
つまりは住宅や自動車ローンを通したりクレジットカードを作ったりキャッシングをしたりすることができなくなるということなのです。
債務整理をすることにより、借金が減額して普通通りの生活が出来るようになるかもしれません。
もし万が一お金に困ってしまってどうしてもお金を借りたいというようになった場合に、どこからも借りることが出来ませんので、法外な金利を請求してくるような闇金に一時的にお金を借りるという人もでてくるようです。
それは危険です。
債務整理を行うことによるデメリットは、ブラックリストに債務整理をしたことが記録されるのでお金を借りられなくなるということです。
なんとか債務整理をせずにお金を返済していくことができないのか検討していくようにしましょう。
任意整理とは?
債務整理の種類の中に任意整理と呼ばれる方法があります。
任意整理とはどのような手続きになるのかというと、裁判所を通して行うわけではなく、直接お金を借りている会社に対して利息を少なくしてほしいと交渉をすることを言います。
裁判所を通して行うこともあるのですが、裁判所を通さずに行うことにより手続きがややこしくないといわれているのです。
ちなみに、裁判所に関わる場合の手続きは自己破産や個人再生と呼ばれるものになります。
任意整理を行うことにより借金が少しでも減額してもらうことが出来ますし、減額してもらった分を分割してもらうことができますので、今までに支払ってきたことを思えば少し楽に返済をしていくことができるようになります。
他にも、任意整理を行う時に一括で返済をするので滞納金をなくしてほしいというような交渉を行うこともできるようです。
その場合は一括返済が絶対に必要になりますので一括返済ができる金額を提示して交渉してもらうようにしましょう。
任意整理を行うのにはメリット・デメリットがある
まずメリットについてなのですが、やはりメリットは手続きをすることにより返済金額を減額してもらったり利息を減らしてもらったりすることが出来るようになることです。
そして多重債務の場合は一つだけ任意整理を行うこともできるといわれているので自由にできることもメリットの一つです。
では、反対のデメリットについてなのですが、一つ目のデメリットが5年間ブラックリストにのってしまうということです。
ブラックリストに5年間のってしまうということは5年間お金を借りられないということになります。
他にも裁判所を通していないということもあり減額される金額が限られているということがあるようです。
思っている以上に減額交渉がうまくいかなかったということもあるようなので、あまり期待しすぎないようにすることが必要になります。
そしてもう一つなのですが、前述に記載しました通り裁判所を通さずに交渉をするということもあり、お金を借りている企業が任意整理の交渉に応じてくれないというところも増えてきているようなのです。
弁護士や司法書士の先生に相談をしに行くことになると思うのですが、その時に前もって確認しておくようにしましょう。
任意整理をしたいと思っている場合はまず相談をすることから始めます。任意整理は借金を完済するための方法の一つです。
任意整理の相談をしたからといって必ず借金がなくなるということではありません。
減額をしてもらい完済をする方法だということを覚えておくようにしましょう。
借金の返済が困難な場合は債務整理がある
借金を背負っている人は、借金を返済することに頭がいっぱいになっていると思います。
借金をしていなかったら少し余裕がある時に、
・外食をしたり
・旅行に行ったり
・お金を貯める楽しみ
も出てくると思いますし、貯めたお金で旅行にでかけたりすることもできるかもしれません。しょせんは人生お金よねw
しかし、借金があることにより、少しでも早く借金を返済することが出来るように節約をして、なるべく早く返済をしていくようにすることになると思います。
少しでも早く返済をすることが出来れば、こういった楽しみを持つことが出来るかもしれませんが、返済をしている途中であれば全く返済が出来なくなると思います。
お金に余裕がないのは悲惨です。
少しでも返済をうまくしていくためには、少しでも借入金をきれいにしていく必要があります。
自分で返済ができなくなってしまったら、どうしたらいいのか、悩んでしまう日々を送ってしまうこともあると思うのですが、実際には返済を助けてくれる救済手続きもあるのです。
その救済手続きというものが債務整理なのです。
債務整理にはいろいろな種類がありますので、どの方法で債務整理をするのかは専門家の先生と相談をしながら行うことになります。
利息を減らしてもらったり、自己破産をする場合は借金をゼロにすることができるともいわれているのです。
専門家の先生に相談をすることによりどの方法があっているのかなどを探してもらうことができるのです。
自分で返済をしていくことが難しくなってきているので、債務整理の意味を調べてみても、自分ではどの方法が一番いいのかなどがわからないと思います。
専門家の先生に債務整理の種類を債務整理の種類の意味を聞いてどのようにしていくのかを決めていくようにしましょう。
借金をする理由によっては債務整理が出来ない場合があるといわれています。
ギャンブルに使ってしまいお金がないというような場合は債務整理が出来ない場合があるといわれているのです。
どのような借金でどのぐらいの金額を毎月支払っているのかなどがわかるほうが専門家の先生もわかりやすいといわれていますのでわかる範囲で持っていくようにしましょう。
そして返済をしていく目途についてもわかるのであれば、自分で計算をしていくようにしましょう。
債務整理をする為には手続きが必要になることもありますし裁判所に手続きをしに行かなければいけないこともあります。
書類を早く用意するようにすることにより手続きも早くすることができますので用意しなければならないものがある場合は早めに行くようにしましょう。
借金問題を弁護士や司法書士に相談してみる
専門的なことを聞きたい時は専門家に話を聞きに行くことになると思います。
例えば、病気の心配がある場合は医師に話を聞きに行くことになります。
病気について詳しい医師に話を聞くことにより安心することが出来ると思います。
そして法律について話を聞きたい場合は法律に詳しい専門家、弁護士や司法書士の先生に話を聞くことになると思います。
最近では弁護士や司法書士の先生に相談しに行く人が多いといわれているのですが、その案件というのが債務整理と呼ばれる借金に対する相談です。
債務整理というのは任意整理・個人再生・民事再生・自己破産の方法になります。
大きく分けて4つになるのですが、他にも借金を返済しきった後に払いすぎた利息の返金手続きの過払い金請求をすることが出来るといわれています。
自己破産をするとなると住宅や自動車などもなくなるといわれていますので、最終手段になります。
しかし、住宅がなくなってしまうことにより住む家がなくなりますので困ってしまいますよね?家がなければ仕事もできませんし、休息する場所もなくなってしまいます。
債務整理の中には住宅や財産を残した状態のまま借金を減額してもらうことができるものもありますので、借金を減額してもらいお金を返済していくという方法を選ぶこともできるのです。
自分が今返済していっている借金は、どのような理由でできたものなのかによっても債務整理の方法が変わってきます。
自己破産をする場合ギャンブルでできた借金についてはゼロにすることができないといわれていますので方法を変えなければなりません。
借金をする方法は人それぞれです。自分が使いたい為に借金をした人もいれば、企業の社長が会社を存続させる為に借金をしたということもあるでしょう。
他にも子供の学費の為に借金をした人もいれば、何かものを購入するために借金をするという人もいることでしょう。
いろいろな方法で借金をすることができますが、実際に借金は返済をすることを前提にするものです。
返済できなくなってしまったからといって借金がなくなるわけではありません。
使ってしまってないとしても働いて働いて返済をしていくしかないのです。
債務整理の中には自己破産のように借金をゼロにする方法もありますし、減額をする方法もあります。
少しでも財産を残したい場合は自己破産以外の方法がよい方法になります。
素人では専門家が持っている知識がわからなくてあたり前です。
借金で困っていてどこに相談したらいいのかもわからずにあたふたしてしまうこともあると思います。
まずは一度落ち着いて借金を返済できないのかどうか考えて、どうしても厳しいのであれば弁護士や司法書士の先生に相談をして解決していくようにしましょう。
多重債務という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
多重債務者と呼ばれる人は、いろいろなところからお金を借りている人になります。
一つの会社からお金を借りているだけであれば、一つの会社に返済をしていくだけになるのですが、いろいろな会社から借りていることにより、返済する日が違ったり返済する金額が違ったりすることもあるのです。
どの銀行や貸金業者でどのぐらい借りているのか、多重債務をしている人はだんだんわからなくなってくることもあるといわれているのです。
借金を返済することが難しくなり家を売ることも検討していかなければならない場合に自己破産を考える人もいると思います。
自己破産という言葉を聞くと家も財産も全てなくなり、何も残らない状態になるという風に思っている人が多いと思います。
確かに、自己破産をすることにより持ち家は自分のものではなくなりますし、財産も多ければ渡さなければならないといわれています。
ただし、少額であれば残しておくことが出来ますので生活を立て直すことはできるのです。
自己破産を行う場合、裁判所での手続きが必要になりますので弁護士や司法書士の先生に相談をすることから始めることになります。
家族が巻き込まれてしまったらどうしようと思っている人も多くいるようですが、実際に家族には何の関係もありませんので自分の生活のことをまず考えるようにしましょう。
冒頭では財産が残せないということだったのですが、20万円以下のものでしたら残しておくことが出来るようです。
自己破産をするメリットというのは、支払いに困っていた借金をゼロにすることができるということと、給料などの差し押さえをされなくてもすむようにできるということです。
反対に自己破産のデメリットについてはブラックリストにのることになるのですが、債務整理の中で一番長いといわれている5~10年間も借り入れができなくなる<のです。
そして、自己破産をするとできない仕事もあるのです。
どんな仕事ができなくなるのかをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
自己破産をする場合、まずは相談をしに行きます。
そして受任通知を受けて債券調査がはじまると破産申立という自己破産をするのに必要な書類を用意することになります。
自己破産申立を行ってから免責が決定するまでは少し時間がかかるかもしれません。
最後に免責が決定すれば借金はゼロになります。
自己破産はギャンブルで借金をした場合は免責にならないこともあるようです。
自己破産しか方法がないと思っている人もいるかもしれませんが債務整理には他にも方法があります。
まずは専門家の話を聞いてどの方法が一番適しているのか一緒に考えてもらいましょう。
個人再生とは?個人再生は安定した収入がないと無理
債務整理の中に個人再生と呼ばれる手続き方法があります。この手続き方法は裁判所に申請することになりますので任意整理とは少し違います。
任意整理は裁判所を通さずに司法書士や弁護士の先生に相談して直接借りている会社に交渉をすることになるのですが、個人再生は裁判所を通すことになりますので任意整理よりも少し手続きが多くなるといわれているのです。
個人再生を行う場合は住宅を守ることが出来るといわれています。
自己破産をする場合は持ち家などの財産になるものを全て没収ということになりますが、個人再生は家を自分の持ち物としておいておくことができますので、自己破産とは少し違うものになります。
個人再生は誰でもできるというわけではありません。個人再生をしたいと思っていても返済能力があると判断されてしまったら個人再生をすることはできないのです。
そして、個人再生をする人は収入がなければいけません。
無職の方の場合は返済能力が全くないという判断をされてしまいますので、個人再生をすることができないのです。
安定した収入がある人しかできないということを覚えておくようにしましょう。
個人再生ができる場合、メリットとデメリットがある
個人再生のメリットはなんといっても住宅を失わなくてもよいということです。住むところがなくなってしまうことが一番不安なことになりますので、住宅を残すことが出来るというのはメリットの一つなのです。
では反対のデメリットについてはブラックリストにのることになりますので、しばらくはお金を借りることが出来ないということです。
そして、一人ではなかなか手続きをすることが出来ませんので誰かに依頼をすることになります。
裁判所を通すことになりますので手続きも少し面倒になります。
任意整理を行うよりは少し時間もかかることになりますのであらかじめ時間がかかるということを頭に入れておくようにしましょう。
個人再生を行う流れとしてまずは相談をすることから始めます。
債務整理にはいくつかの種類がありますのでどの手続きを選ぶのか相談をしながら選んでいくことになります。
どんな理由で借金をしたのかによってどの債務整理を行うのかが変わってくるといわれています。借金をすることは簡単なことではありません。
そして返済をしていくこともとても大変なのです。どの方法が自分に一番合っているのかは弁護士や司法書士の先生と一緒に相談をしていくようにしましょう。
どの方法だとしても借金を完済してしまい借金に追われないような生活をするようにしましょう。
民事再生とは?自己破産と違って借金0円は無理
借金を減額するための方法なので借金がある人の中にはこの言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
民事再生というのは住宅や住宅などの財産を持ったまま借金を減額することができる手続きなのです。
債務整理の種類の中には住宅などの財産も残せないような方法もありますので、住宅などの財産を残しておきたい場合は民事再生を行う方がお得になります。
しかし、民事再生ができる方には条件があります。
住宅ローン以外の借金が5千万円以上ある方は民事再生を行うことはできません。
そして次に返済ができなくなってしまう可能性がある方も民事再生を利用することはできません。
毎月必ず収入がある方でなければ民事再生ができないのです。
民事再生には住宅などの財産を残しておけるということからメリットしかないと思っている人も多いと思うのですが、民事再生をするのにはデメリットもあります。
民事再生のデメリットは借金がゼロになるわけではないということです。
自己破産の場合はゼロになるのですが、民事再生の場合は借入総額が減額されるだけですので返済は続きます。
そしてブラックリストにのることになりますので、何年かはお金を借りることが出来ないという状態になります。
民事再生を行う為には2つの方法がある
一つは小規模個人再生と呼ばれる方法です。
そしてもう一つが給与所得等再生と呼ばれる方法です。
小規模個人再生は住宅ローン以外の借金が5千万円以下で収入がある方です。
毎月必ず収入を得ている人ができる方法ということになります。
そして給与所得等再生については小規模個人再生を出来る人の中から収入の変動があまりないかたが利用できる手続きといわれています。
どちらの方法で民事再生を行うのかというのは、弁護士の先生や司法書士の先生と相談をしながら行っていくのが一番良いといわれています。
法律などの話も出てきますので専門家の話を聞きながら行わなければ理解できないこともでてくるのです。
借金をしてしまったからといって絶対に自己破産をして借金をゼロにする方法しかないというわけではありません。
借金を少し減額してもらい返済を続けていくことで住むところを確保して普通通りの生活を取り戻すこともできるのです。
債務整理の方法はいくつかあり、自分がどの方法で行えば一番良い方法なのか自分ではわからないこともあると思います。
借金に悩んでいる場合はどのような方法で解決していけばいいのかまずは専門家に相談して解決していくようにしましょう。